Blenderでモデリングしたモデルをobj形式にしてエクスポートし、ペパクラデザイナーで仮展開してみます。
この工程で確認したいことは、「キチンと組み立てられるか」です。手順に無理がないか、仕上がりはおかしくならないか、後で作り方解説するときに誤解が発生しないか等々。
以前の記事でも書いたように、この工程が一番大変です。ここが雑だと、ここから先の工程で修正したくなった場合、全部やり直し級の修正となるので悔いを(なるべく)残さないようにします。テクスチャや色の描きこみはこの工程に問題なければ進めます。
この仮展開でチェックするポイントは以下
◇
・パーツが想定したページ内で収まるか
高さ10センチほどのモデルなら大体A4サイズ1枚に収まってくれるのですが、これより大きくなると複数枚は確定。今回は大きさも程よく1枚でよさそうです。
それとパーツの展開方法が変わると形状も大きく変わったりするので注意です。そうそうありませんけどね。
・パーツは切り取りやすい形状か
小さくて複雑な形状は言わずもがな、結合できるパーツは結合した方が切り取りの工数は減ります。パーツが細分化して、どことどこが貼り合わせるとこなのかという迷子も減らせます。場合によってはあえてパーツ毎に分ける方法もあるので、ケースバイケース。
私は個人的に面の真ん中をくり抜く方法(回の字の中の口の字を切り取る感じ)があまり好きではないです。今まで散々やってきましたけど。ハサミで切り取るのが難しくなってしまうのと、用途にもよりますが紙の強度が心配になってしまうのです。
・のりしろは貼りやすい位置、形状か
のりしろの反対側の面に十分な面積を確保できるか、連続するのりしろは交互に配置できるか、こののりしろをあえて貼り付けないことで工数の削減は望めるか、など。のりしろに関しては考えることが意外と多いです。これらは別の機会に別の記事にまとめようと思います。
・折線は減らせるか
初期設定だと平面に近い辺以外の辺にも折線が入ってしまうので、仕上がりに不要な折線を除去します。ただし折線が表示されていることで作りやすくなることもあるので、見極めが必要です。
◇
あとはパーツをうまく用紙内に収められるように移動や回転をします。パズルみたいな感じですね。パーツだけをぎゅうぎゅうに詰めるだけでなく、文字列(パーツ名やのりしろの順番)や画像も入れる必要があるので、これも想定しながら敷き詰めます。まあ今は仮なのでそんなに考えてません。
展開図が出来たら印刷し、試作品を作ってみます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
◆匿名でもOKです。◆作品のリクエストにつきましては申し訳ありませんが受け付けておりません。